「IN TERRA PAX 地に平和を」(荻久保和明)の歌詞の意味を考察! 歌詞に込められた思いとは~混声合唱組曲「IN TERRA PAX 地に平和を」より

歌詞の意味考察

混声合唱組曲「IN TERRA PAX 地に平和を」をの歌詞の意味を考察していきます!

是非最後まで見ていってください!

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はじめに

「IN TERRA PAX 地に平和を」は

混声合唱組曲「IN TERRA PAX 地に平和を」に収録されている、

鶴見正夫によって描かれた作品です。

タイトルは、ミサ曲「Gloria」の一文に記されている「Et in terra pax hominibus bonae voluntatis.(ラテン語:そして、地の善き人々に平和を)」による。 IN TERRA PAX – Wikipedia

この曲は組曲の終曲です。

それまでの4曲では戦争のつらさや恐ろしさを描いています。

終曲では打って変わって明るく壮大な旋律と詩になっています。

描かれているのは

  • 大地

  • 宇宙

そしてその中で生きる私たち。

メッセージはとてもシンプルです。

「人間は地球の一部として生きている」

しかしその表現は、説教でも理屈でもなく、
身体感覚に近い形で描かれています。

テーマは

  • 地球との一体感

  • 生命のリズム

  • 宇宙的なスケールの中の人間

です。


前半:大地とつながる感覚

前半では、人が外へ出て自然と直接触れ合う場面が描かれます。

地面に身を預け、草の匂いを感じ、
大地の存在を体で受け止める。

ここで重要なのは「考える」のではなく、
感じることが強調されている点です。

現代の生活では、私たちは地面から離れています。

アスファルトの上を歩き、
室内で過ごし、
自然との接触はどんどん薄くなっている。

この作品はまず、
忘れていた身体感覚を呼び戻します。

そしてそこに現れるのが、
大地の奥から響くリズム。

これは比喩でありながら、
同時に現実でもあります。

地球は動いている。
呼吸し、循環し、絶えず変化している。

人間もまたそのリズムの中にある存在だと示されます。


「人も自然も同じ側にいる」という視点

この作品では、

人間


が並べて語られます。

ここに優劣はありません。

人間が上位にいるわけでも、
自然が背景でもない。

すべてが同じ“生命の側”にいる存在 として描かれています。

これは環境問題の主張というより、
もっと根源的な感覚です。

私たちは自然を守る存在というより、
自然の一部として存在している。

この感覚が、全体を貫いています。


後半:空と宇宙へ広がる視点

後半では視線が上へ向きます。

大地から空へ。
足元から宇宙へ。

光や風といった存在を受け止める描写は、
人間が環境に包まれている存在であることを示しています。

ここで印象的なのは、
宇宙が「遠いもの」ではなく、
すでに私たちを包んでいるものとして描かれている点。

空気も光も風も、
すべて宇宙の働きの一部。

つまり私たちは、

地球の上に立つ存在であると同時に、
宇宙の中に浮かぶ存在でもある。

スケールが一気に広がります。


リズムとメロディが意味するもの

作品の中では、

大地にはリズム
宇宙にはメロディ

があると示唆されます。

これは単なる音楽的表現ではなく、

生命は“調和”の中で存在している
という考えを象徴しています。

心臓の鼓動
呼吸
潮の満ち引き
昼と夜の循環

すべてはリズム。

人間の生活も本来はその中にあるはずだ、
というメッセージが読み取れます。


おわりに

この作品は、

頑張れとも
努力しろとも
環境を守れとも

直接は言いません。

ただ静かに、

地面を感じ
空を見上げ
自分が大きな流れの中にいることを思い出そう

と呼びかけています。

不安や焦りは、
自分だけで生きていると思うときに強くなります。

でもこの作品は教えてくれます。

私たちは地球のリズムの中で生き、
宇宙のメロディに包まれている存在だ
と。

壮大なのに、どこか懐かしい。
そんな感覚を呼び起こす一篇です。

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