今回は混声合唱曲「ほらね、」の歌詞の意味を考察していきます!
是非最後まで見ていってください!
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はじめに
「ほらね、」は東日本大震災のあと、歌で日本をつなげよう、歌で被災地を応援しようと企画された、
カワイ出版の「歌おうNIPPONプロジェクト」のために書き下ろされた作品です。
この詩は“あなたは一人じゃない”というメッセージ をまっすぐに届けます。
派手なドラマはありません。
でもこの曲は、
孤独
悲しみ
不安
そんな気持ちを抱えた人の心に、そっと寄り添う曲です。
テーマは
「つながり」
「存在のぬくもり」
そして
「歌という心の居場所」 です。
「ほらね、」の前半の歌詞と考察
川は風と語り合っているよ
鳥は花と触れ合っているよ
曲の冒頭は、人間ではなく自然の描写から始まります。
ここで大事なのは、
すべてのものが「関係の中で存在している」こと。
川も、鳥も、日差しも、雨も、
みんな何かと関わり合っている。
つまりこの世界は、
“つながり”でできている世界 として描かれています。
ほらね
僕らは一人じゃない
自然の描写から、人間へ視点が移ります。
「ほらね」という言葉は、
気づいていなかったことを優しく教える言葉。
これは強い主張ではなく、
そっと肩に手を置くような言葉 です。
それでも悲しい日があったら
涙が止まらない日があったら
ここで初めて、現実のつらさが出てきます。
この曲は「大丈夫!」と無理に励ましません。
悲しい日があることを、ちゃんと認めています。
この姿勢が、この曲のやさしさの本質です。
ゆっくりそっと歌を歌おう
ここで登場するのが「歌」。
歌は問題を解決するものではない。
でも、心に寄り添うことはできる。
うたはあなたの大切なともだち
ここが前半の核心。
歌は“聴くもの”ではなく、
一緒にいてくれる存在 として描かれています。
「ほらね、」の後半の歌詞と考察
魚は波と競い合っているよ
山は雲と呼び合っているよ
前半と同じ構造が繰り返されます。
これは単なる繰り返しではなく、
世界中どこを見ても、つながりは存在する
というメッセージの強調です。
それでも寂しい夜があったら
どうしても眠れない夜があったら
今度は「夜」。
昼の悲しみよりも、
夜の孤独のほうが深い。
そんな時間にも、この曲は寄り添います。
微笑み詰まったあの歌を
歌には思い出が宿っています。
歌うたびに、過去のぬくもりがよみがえる。
つまり歌は
記憶と心をつなぐ存在 でもあるのです。
おわりに
「ほらね、」は、
大きな感動を押しつける曲ではありません。
でも、
孤独なとき
不安なとき
涙が止まらないとき
そばにいてくれる曲です。
歌うときは、
強く歌うより
優しく包み込むように
語りかけるように歌うことで、
この曲の本当の魅力が伝わります。
合唱の“ぬくもり”を体現した一曲。
ぜひ、歌詞を噛みしめながら歌ってみてください。


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