「HEIWAの鐘」(仲里幸広)を紹介!合唱曲解説

曲紹介

こんにちは!今回は混声合唱曲「HEIWAの鐘」 の紹介をしていきます。

中学校の合唱コンクールや平和学習の場で歌われることが多い曲です!

この記事では、この曲の概要・歌詞の意味・歌うときのポイントを
合唱経験者の視点から解説していきます!


曲概要

「HEIWAの鐘」
(作詞:仲里幸広/作曲:仲里幸広)は、
沖縄から発信された平和への願いを込めた合唱曲です。

力強いリズムと覚えやすい旋律、そしてストレートなメッセージ性から、
合唱コンクールの定番曲のひとつとして広く親しまれています。

曲調は明るくエネルギッシュですが、

  • 長いフレーズを支える呼吸

  • 強弱のコントロール

  • リズムの正確さ

が求められ、見た目以上に「合唱としての基礎力」が試される一曲です。


歌詞考察

この詩は、戦争の記憶と平和への強い願いを重ね合わせた、

メッセージ性の高い作品です。

「武器を持たぬことを伝えた先人たちの声」は、争わない選択をしてきた人々の意志の象徴であり、それを語り継ぐ責任が現在を生きる「ぼくら」に託されています。

一方で、力による抑止を正当化し戦争を繰り返す人間の愚かさも批判的に描かれています。

印象的なのは、「拳をひろげて」という表現。

握る拳は争い、開く拳はつながりを意味し、対立から共生への転換を示しています。

島の魂、フェンス、銃声といった具体的な語が現実の痛みを想起させつつも、最後は「君が一人立てば変わる」と個人の行動に希望を託す構成です。

過去を忘れず、未来へ平和の夢を残そうと呼びかける応援歌といえます。


歌うときのポイント

この曲は「元気」だけで押し切ると浅くなります。
大切なのは “力強さの中の芯” です。

① forte=叫ぶ ではない

音量を上げるほど音楽が雑になりやすい曲です。

必要なのは

  • 響きを前に飛ばすこと

  • 声を縦にそろえること

強い音でも響きがまとまると、
「圧」ではなく「説得力」になります。


② リズムは“勢い”より“共有”

この曲はノリやすい分、ズレやすい曲でもあります。

特に注意したいのは

  • 休符の長さ

  • フレーズの終わり

ここがそろうと、合唱が一気に引き締まります。


終わりに

今回は混声合唱曲「HEIWAの鐘」を紹介しました。

この曲は、明るい曲調の中に強い願いが込められた作品です。

うまく歌うこと以上に大切なのは、

「自分たちがこのメッセージを歌う意味」

を考えること。

それがそろったとき、この曲は
ただのコンクール曲ではなく、
心に残る演奏へと変わります。

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