こんにちは!今回は混声合唱曲 「みやこわすれ」 の紹介をしていきます。
演奏会やコンクールで取り上げられることの多い、
静かな美しさと深い余韻をもつ名曲です。
この記事では、この曲の概要・歌詞の意味・歌うときのポイントを
合唱経験者の視点から解説していきます!
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曲概要
「みやこわすれ」(作詞:野呂昶/作曲:千原英喜)は、
『混声合唱とピアノのための組曲「みやこわすれ」』に収録されている、
日本語の持つ繊細さと、和声の透明感が際立つ合唱曲です。
テンポは比較的緩やかではありますが、特にソプラノに高音の跳躍が多く、
非常に集中力のいる作品です。
歌詞考察
「みやこわすれ」は花の名前で、
その響きにはどこかやわらかく、さびしさを含んだ印象があります。

ミヤコワスレの名は、鎌倉時代に承久の乱に敗れた順徳天皇が北条家によって佐渡島に流された際に、この花を見て心を慰め、都恋しさを忘れたとの伝承による。この由来によって花言葉は「別れ」や「しばしの憩い」などといわれる。 ミヤマヨメナ – Wikipedia
この詩は、手の届かない過去の想いや記憶を「みやこわすれ」の花に重ねて描いている作品だと感じられます。
夕もやの向こうに浮かぶ薄紫の花は、現実から少し離れた存在であり、懐かしくも切ない思い出の象徴です。
手を伸ばしても届かない様子は、もう戻れない「あの日」への距離を表しています。
それでも花の「すずやかさ」は失われておらず、記憶の中では美しいまま保たれています。
過去のときめきや痛みさえも大切な感情として胸に残り、今の自分を形づくっていることを静かに示す詩です。
歌うときのポイント
音を「出す」のではなく「置く」
この曲は、音を前に飛ばすというより、
空間にそっと置いていく感覚が大切です。
そのために
-
声を押さない
-
喉で支えない
-
息の流れで響きを作る
ことを意識します。
音が強く立ちすぎると、この曲の世界が壊れてしまいます。
弱音は意味を理解する
曲の後半の盛り上がりを演出するために、最初は繊細に入りましょう。
しかし、「ただ弱くする」だけでは不十分です。
「なぜ弱くするのか」「どういう種類の弱さなのか」を意識する必要があります。
(ここでは繊細さや切なさが適切だと思います。)
もちろんこれは歌う団体によって異なって良いものです。(むしろそれが合唱の良さでもあるので)
ただし、ただ弱くするだけでなく、何か意味を持たせることは必ず行うようにしてください。
終わりに
今回は『混声合唱とピアノのための組曲「みやこわすれ」』
より「みやこわすれ」を紹介しました。
ぜひ歌ってみてください!
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