「心の瞳」 は、作詞・荒木とよひさ、作曲・三木たかしによる合唱曲で、卒業式や学校行事を中心に長く歌い継がれてきた作品です。
派手さはありませんが、まっすぐで誠実な言葉と旋律によって、人と人との絆や感謝の気持ちを静かに伝える力を持っています。
この記事では、「心の瞳」が持つメッセージを整理しながら、合唱で歌う際に大切にしたい表現のポイントを解説します。
🎼 曲の基本情報
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曲名:心の瞳
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作詞:荒木とよひさ
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作曲:三木たかし
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編成:混声四部合唱(ピアノ伴奏)
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演奏時間:約5分
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難易度:初級〜中級(音域は易しいが表現力が重要)
音域やリズムは比較的シンプルで、合唱初心者でも取り組みやすい一方、歌い方次第で印象が大きく変わる曲です。
📖 歌詞の意味・テーマ
「心の瞳」の歌詞は、
目に見えない大切なものを信じ、見つめ続けることをテーマにしています。
ここで歌われる「瞳」は、実際の目ではなく、
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思いやり
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感謝
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相手を信じる気持ち
といった、心で感じ取る力を象徴しています。
過去を振り返りながらも後悔に沈まず、
支えてくれた存在への感謝を胸に、これからを生きていく。
この姿勢が、卒業や別れの場面に自然と重なります。
この曲は、強い主張や感情の爆発ではなく、
静かに、しかし確かな肯定を聴き手に届ける詩だと言えるでしょう。
🎤 合唱で歌うときのポイント
① 丁寧さがすべてを決める
この曲で最も大切なのは、一音一音を丁寧に扱うことです。
音程やリズム以上に、
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フレーズの入り
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語尾の処理
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音のつながり
が雑になると、曲全体の誠実さが失われてしまいます。
「きれいに歌う」よりも、
「大切に歌う」意識を持ちましょう。
② 言葉を“語るように”そろえる
歌詞は平易な日本語で書かれています。
だからこそ、発音がそろっていないと、言葉の意味がぼやけます。
特に意識したいのは、
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母音の長さ
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子音のタイミング
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語尾をそっと置く感覚
合唱では、一人の感情表現よりも
全員で同じ言葉を、同じ距離感で語ることが重要です。
③ クライマックスは「静かな強さ」で
終盤に向かって自然と音楽は盛り上がりますが、
力任せに歌ってしまうと、この曲の本質から離れてしまいます。
必要なのは大音量ではなく、
響きの深さと想いの集中です。
全員の声が同じ方向を向いたとき、
この曲は大きな説得力を持って響きます。
🎓 卒業式・行事で歌う意味
「心の瞳」は、
これまでの時間を振り返り、支えてくれた人への感謝を伝える歌です。
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共に過ごした仲間
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見守ってくれた先生
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いつも近くにいた家族
その存在を心に思い浮かべながら歌うことで、
合唱は単なる発表ではなく、感謝の行為になります。
📝 まとめ
「心の瞳」は、
技術よりも姿勢と気持ちが問われる合唱曲です。
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丁寧に音を扱う
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言葉を大切にする
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仲間と同じ想いを共有する
これらがそろったとき、
この曲は聴く人の心にも静かに届きます。
ぜひ、誠実さを音にするつもりで歌ってみてください。


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